DCSに相当するプラント監視・操作の機能が、PLC計装で実現します。DCSを経験したユーザーにとって、従来のPLC計装システムの扱いづらいイメージが変わります。
PLC計装用HMIシステム
S2(S-System2)
PC1台で運用する構成から、複数台のサーバーで構成するシステムまで、現場の用途に最適なシステム構成を用意しています。
HMIシステムのクライアント/サーバー構成、PC及びPLCの通信二重化にも対応しています。また、App-Server(アプリ サーバー)との組み合わせで、iOS,iPadOS,Androidといった非Windows端末との接続も可能です。
DCSに相当する機能と使いやすい機能が融合された運用画面を用意しています。
1画面モードと4画面モードの2種類の画面構成と、複数のポップアップ画面が利用できることで、監視・制御の操作性と視認性が向上します。
S2(S-System2)で追加された機能や便利な画面機能について
オペガイド機能を追加することにより、制御シーケンス中でのユーザー介入の分岐制御が構築可能です。
同じタグを異なる時間軸でグラフ比較することで、制御動作の傾向を掴むことができます。
(オプション)
付箋機能を追加することにより、監視・制御におけるメモ書きをすることが可能です。
(オプション)
通常は、目に優しい黒を基調とした画面で監視・制御を行い、印刷時は、反転処理でプリンタ・インクにやさしい白基調の画面に反転します。
PLCの内部レジスタを参照することができます。制御トラブル時の解決のヒントになります。また、アクセス権限により値の書込みを行うことも可能です。
パラメータ検索機能で、現在値の条件検索が可能です。
S2(S-System2)で追加された機能や、便利な画面機能を動画にて紹介します。
[2020/9更新]
他にも、メール送信機能や外部通信(VB.NETサンプルプロジェクト有)機能をご用意しています。
収集データの活用する手段を用意しています。
トレンド画面、警報履歴やイベント履歴、操作履歴は、操作画面から指定の期間の情報をCSV形式に出力することができます。
トラブルにおける相関関係の調査に役立ちます。
最短1秒周期でデータ収集し、CSV形式で保存します。
収集したデータは、トレンドグラフのプロット用データと帳票用のデータに利用します。
フォーマット構造は、ヘッダ部分はタグ名称、左端の列は日時形式となっています。
一日毎にファイル作成を行います。
収集された膨大なデータを用いて、分析、解析といった用途へ活用できます。
運用画面例を紹介します。
水管理関連での参考事例1
水管理関連での参考事例2
化学関連での参考事例1
化学関連での参考事例2
燃焼関連での参考事例
ご紹介した事例以外の分野にも数多く採用されています。
セキュアな環境とOSに依存しない監視・操作端末に対応したシステムを用意しています。
アプリ サーバー(App-Server)を導入することで、クライアント端末に、iPad,iPhone,Androidを利用することができます。
帳票機能以外に、S2クライアントと同等の機能と操作性を持っています。
遠隔操作ソフトと異なり、各操作端末やアプリサーバーPC間で、画面や操作を干渉することなく、独立して利用することが可能です。
インターネットを接続せずに利用できるので、セキュアな環境とOSに依存しない操作端末を要望するユーザーにあったシステムを用意することができます。
アプリ サーバー(App-Server)のクライアント機能を動画にて紹介します。
参考事例の画面も収録しています。
クライアント端末の画面例
iphoneを利用した画面例です。
上部の三をタップし、右メニュー下側のアイコンをタッチすることによりタッチタイプ(タップモードとマウスモード)を変更することができます。
タップモードは、画面上をタップすることで、画面展開や、フェースプレートの呼出しができます。
上部の拡大鏡アイコンをタップすることで、拡大/縮小ができます。十字のアイコン上をスワイプすることで画面移動ができます。
マウスモードは、画面にマウスカーソルが表示され、画面をスワイプすると、カーソルが移動し、タップすると、画面展開や、フェースプレートの呼出しができます。
長押しタップすると、マウスの右クリックと同じ動作をすることができます。
文字を入力する場合は、上部のキーボードアイコンをタップすることで、ソフトウェアキーボードを表示することができます。
アプリを終了するときは、上部の三をタップし、右メニューのセッションの終了をタップするか、通常のiPhoneアプリ終了で行います。
S-Systemは2011年からリリースし、現在も進化し続けています。
S-System-β版(計測展2010 OSAKA にて出展)
S1(S-System) 2011年よりリリース
対応OS:Windows7
S1(S-System)の互換性を維持したWindows10版も用意し、継続した運用が可能です。
S2(S-System2) 2017年よりリリース
対応OS:Windows10
最新機能を搭載したHMIシステムです。