分析計
ジルコニア式酸素分析計
OXY-Flex
SST Sensing OXY-Flex (オキシフレックス)は、ボイラや閉鎖炉の燃焼排ガスなどの高温になるガスに含まれる酸素の濃度を計測できる高信頼性のジルコニア式センサとアンプを組み合わせたデバイスです。
OXY-Flexは、センサ部にジルコニア式を採用し、-100°Cから400°Cまで対応しています。大気での校正が可能で、標準ガスを不要とし、メンテナンスコストを削減できます。
また、アンプ内でサイクルモニタ機能を有しており、自己診断用として活用することができます。OXY-Flexは、0-25%O2または0-100%O2の測定範囲を出力することができ、本体内のジャンパ切替により、変更も容易に行うことができます。
いずれの測定範囲においても、4-20mAと0-10Vdc出力またはRS232シリアル通信インタフェースのいずれかに設定でき、本体内のジャンパ切替により、変更も容易に行うことができます。
OXY-Flexは工業用ボイラの他、油・ガス・石炭・バイオマスなど様々な燃料を使用した装置、堆肥生成、不活性化装置や溶接装置など多くのアプリケーションに対応しています。
光学式酸素センサ(蛍光式)
LuminOx
光学式酸素センサLuminOx(ルミノックス)は、周囲酸素量の違いによる、蛍光の消失を原理として使用した周囲分圧酸素を計測するよう開発されたセンサです。
全ての型番でLuminOxは分圧酸素(ppO2/mbar)と温度(℃)を計測します。型番の構成によって、このLuminOxに気圧(mbar)と分圧酸素から算出した酸素濃度(O2%)を計測させることも可能となります。
センサ単体での電力消費を低くし、電気化学式センサに代表される、これまで広く使用されてきたセンサと比較し、計測原理の上での消耗がない方式であるため、極めて長い寿命を実現しています。
LuminOxセンサは分圧酸素と温度補償により、別のセンサを追加することなく、幅広い周囲環境において精密な計測が可能です。他の技術を使用したセンサと違い、非常に安定し、かつ頑丈に作られ、鉛やその他の危険な材質を含んでおらず、他のガスに対して無視ができる交差感度を有しています。